●(A69) 散る紅葉 ちるもみじ 〇サラサラサラサラこがらしふけば

 表題:散る紅葉
 読み:ちるもみじ

 収録:(A)旅愁の犬童球渓遺曲 宮原義見編 熊本コロムビア 1954(S.29).11.23

 記譜:単声(伴奏なし) ハ短調 3/4

 インチピット:ミミファミ|ファラシシ|ドシラファ|ミレミ|

 曲:犬童球渓
 補編:久保田つとむ
 詞:犬童球渓

 ※犬童球渓が大正15年に宮原義見に贈った3曲中の1曲。原譜は失われたが記憶していた詞とメロディから久保田つとむが復元したもの。


[詞] ※旅愁の犬童球渓遺曲より

1.サラサラサラサラ 木枯(こがらし)吹けば
  チラチラチラチラ 散り布(し)く紅葉
  掃くには惜しや そのまゝおきて
  明日(あす)また眺めん 錦の庭を

2.サラサラサラサラ 木枯吹けば
  ヒラヒラヒラヒラ 散り布く紅葉
  拾いて寄せて 龍田(たつた)の姫の
  かたみの色香を 手巾(てぎぬ)に染めん


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